Ed Wood「エド・ウッド(Ed Wood)」 2005-03-30面白かった~~~。最初っから最後まで、にやにや笑いながら観ていた気がする。 映画そのものをどうこう言う前に、実在した映画監督であるエドウッド、 彼自身の人柄と映画に対する情熱にとても惹かれてしまった。 エド監督が、まったく商業主義じゃないところが、大いに気に入った。 実際のエドウッドが作った映画は観た事がないので、どれほど最悪なのかは知らないが、 あれほど才能がないのに(笑)情熱を持って映画を作ろうと出来る、 その粘り強さ(?)もすごい。そしてまた、あれほど楽しんでやってるのに、 ある意味いい加減だったりするところがまた、とっても共感した。 しかも女装趣味まであったりする、憎めない奴。ああいうキャラが大好き♪ エドがあんなに魅力的に描かれていると言う事は、バートン監督も エドウッドの存在がいとおしくてたまらないんだろうな。 映画に対する姿勢や情熱、そういう部分でも共感するものがあったのではないか。 でなければ、史上最低の監督、とまで言われた人の伝記映画 (と一言で言えるような物ではないが)を撮ったりしないだろう。 ジョニー・デップの役者としての才能にも、またもや脱帽。 いつものジョニデじゃないみたいや。なのに、彼にしか出せない 愛敬や存在感がにじみ出ている。確か「ドニー・ブラスコ」の監督だったとおもうが、 ジョニデの事を「He’s gifted.」と評していたが、 それプラス、ジョニデ自身も天から与えられた才能を発揮すべく、 演じる事への情熱を持ち続け、努力を怠らないと言う姿勢までもが伝わって来る。 脇役陣も素晴らしい。ベラ・ルゴシを演じたマーティン・ランドーもハマリ役。 人生に絶望しかかっていたベラだったが、エドの献身的な友情に 次第に生きる望みを持つようになる姿にも感動。 最後は「Plan9 from Outer Space」で少しは映画監督として認められるのだろうか、 と思ったけど、そうでもなさそうなのがまたいい。 この映画を作っている側も、エドウッドの映画は素晴らしいから観てみなさい、 と提案してる訳でもなく、あくまでもエド自身の生き様を描いているだけ。 それがかえって、エドが作った映画を観てみたい~、と言う気持ちにさせられた。 ワタシがエドから学んだ事は、好きなことをやるなら、思いっきり好きなようにやれ! って事だろうか?(笑) 才能があろうとなかろうと、大事なのは夢を持つ事、楽しみながら前へ進む事なんだ、と。 ジャンル別一覧
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